先日、リーマン・ブラザーズの破綻に関し日記を書かせて頂きましたが、その後も金融業界をはじめ、予断を許さない厳しい状況が続いています。
今週は、日本IBM社が1000人の人員削減を発表。統計では既に3万人の派遣社員が失職など、悪い数字ばかりが目につく毎日です。
昔から景気が低迷すると、明るい曲や明るい色のファッションが流行ると言われていますが、折しも本年、大ヒットした「ぽにょ」などはそうした時代背景もひょっとしたら予見していたのかもしれません。
さて、一方でアメリカでは歴史上初の黒人大統領が誕生しました。
これまで、いろんな映画で黒人大統領が脇役などで誕生していましたからようやくリアルの時代が空想の時代に追いついたとも言えるかもしれませんが、来年より政権を握るオバマ大統領は初っ端から、大変困難な状況に直面するようです。
そんな中で手に取ったこの、
「大恐慌」以後の世界
ですが、今回の事態を筆者は「第2次世界恐慌」と位置付けています。
あたりまえですが、景気後退局面においては、「今」が底ではなく、底は2年ほど先になろう、とS&P社もレポートしているそうです。
第1次世界恐慌は、歴史上の出来事という知識しかない私ですが、今回の事態は、人材採用という側面だけをみれば、日本のバブルの破綻時以上に厳しいものになるかも知れないという予想はしています。
本書では、今回の「恐慌」までの道のりを筆者独自の視点で捉え、何気なく読み飛ばしてした数か月前のニュースなどが、さまざまな形で繋がってくる点が、非常に興味深いです。
筆者は本書の中で、アメリカによる「新通貨制度の執行」を予想されています。歴史上、思いだされるのは「ニクソンショック」として知られる金とドルの交換停止と変動相場制への移行があるが、まさにそれ以上のインパクトを市場に与えるであろうと予見されている。
そんななかで中国やインド、そしてロシアが経済的に台頭する時代がくる。
そして、日本がとるべき道は・・・
是非、ご興味のある方は手にとって一読をお勧めします。

2008年9月のリーマン・ブラザーズ破綻で始まった世界金融危機で、米ウォール街はほぼ壊滅した。「100年に1度の危機」とアラン・グリーンスパン前FRB議長が言ったように、これは、私たちがもはや過去の時代に戻れないことを意味している。
これまで、世界を席巻してきた投資銀行、ヘッジファンドは、金融のメインプレーヤーではなくなり、新自由主義、市場原理主義経済は、今後修正を迫られていくだろう。冷戦終結以後、世界唯一のスーパーパワー(超大国)となったアメリカは凋落し、グローバル化も一時的に停滞、期待されるBRICs諸国の成長も止まる可能性がある。となれば、その影響をもっとも受けるのはわが日本国にほかならない。
はたして、今後、世界はどうなるのか? ドルは崩壊し、米国は世界覇権を失うのだろうか? やがて訪れるに違いない超大国なき世界は、はたしてどんなかたちになるのだろうか? 世界全体がリセッションに陥り、出口が見えない今こそ、将来を正確に予見する必要がある。
10年前ベストセラー『ヘッジファンド』を書いた日本の未来学の第一人者が、来たるべき世界を予見する。
単行本(ソフトカバー): 256ページ
出版社: 光文社
ISBN-10: 4334934528
ISBN-13: 978-4334934521
















