懐石料理などに使われる「つまもの」を商う
株式会社いろどり(彩)という会社をご存じでしょうか。
徳島県で最も高齢化が進んだ町・上勝町で、
80歳をも超える元気な「おばあちゃん」達の摘む新鮮な「葉っぱ」を
出荷している会社です。
つまもの市場において、今や同社のシェアは8割。
事業の「副産物」として、
・おばあちゃん達が元気すぎて、
高齢者医療費が全国平均を著しく下回るようになった
・人口の2倍にあたる人たちが、町を視察に来るようになった
・おばあちゃんの孫世代が、町に戻ってくるようになった
という現象も起こっています。
事業の立役者である代表取締役の横石知二氏は、
ニューズウィーク日本版
「世界を変える社会企業家100人」にも選ばれた人物。
横石氏の事業の立ち上げにまつわる熱いストーリーは、
こちらの書籍をご参照ください。
『そうだ、葉っぱを売ろう!』
(横石知二著、ソフトバンク・クリエイティブ)

去る7月、横石氏は
テレビ東京の『カンブリア宮殿』で
村上龍さん・小池栄子さんのインタビューを受けました。
(遅ればせながら私はつい先日、
友人が録画してくれたこの番組を観たのでした。)
印象に残ったのは、
「よそ者には、何が問題なのかがよく見えるんです」
という言葉。
上勝町の農業の課題を指摘し、
その解決策としての「つまもの事業」を
上勝町の人たちに提案した時には大反発を受け、
「出ていけ」とまで言われたとのこと。
そして、続いた発言は、
「出ていけと言われて、『本気で取り組みたい』と思いました」。
実は、横石氏の言葉を耳にし、
同じような話を現職のコンサルタントの方たちから
伺ったことを思い出しました。
事業の当事者の方たちの背負う様々なしがらみから
解き放たれた「よそ者」の立場だからこそできる、数々の指摘。
「出ていけ」と言わんばかりのクライアントと
時には真っ向からぶつかりながら、
提案の趣旨をクライアントに理解していただき、
クライアントを変革に導き、成功させる仕事。
それが、コンサルタントの仕事です。
だからこそ、
プロジェクトが成功し、
クライアントからお褒めの言葉をいただく時の
喜びもひと潮なのでしょう。
コンサルタントの格好いい面にだけ憧れて
コンサルタントを目指している人達は、
「よそ者だからこそ生まれる激突」に関しても
ぜひお心づもりの上、チャレンジ下さいね・・・。













