「8:2の法則」
という対比を私達は当たり前のように耳にしていますが、
「99:1」という対比がタイトルになっている書籍がありました。
『99%は論理力 1%は直観力』(竹内薫著、ビジネス社)。

竹内氏は、東京大学で法学・科学哲学を学んだ後、
マギル大学大学院でPh.Dを取得したサイエンス・ライター。
J-WAVEのナビゲーターも務めるという、
文章・スピーチ双方の達人でもあります。
著書の議論は
「論理とは、バランスである」
「論理力とは、説得する力である」
「論理とは、接続詞を使いこなすことである」
とたたみかけられ、
接続詞を駆使しながら議論を展開するノウハウが語られていますが、
最後のほうでは
「論理以前に、義理人情や思いやりといった感情が
人の判断に組み込まれている」
「ロジカルさは大切だが、物事を成し遂げるには
論理と直感の2つが必要であり、
組織にも論理型の人と直感型の人の両方が必要である」
といった話に行き着いています。
「膨大な論理力」の重要さと、最後にバランスを取ることの大切さが
99:1という対比に表れているのでしょう。
かの有名な発明家、エジソンも
「99%の汗と1%のひらめき」という名言を残しているのですから。
確かに、コンサルティングの世界でも
論理的であることが意思疎通の際の基本のようですが、
「最終的には、お客様に好かれる人でないとコンサルタントになれない」
という話をよく聞きます。
これはおそらく、
論理だけではクライアントを説得できず、
ウィットや思いやり等で最後のバランスを取ってこそ
真のコンサルタントである、ということなのでしょう。
しかしこれはきっと、ビジネスだけでなく
地域社会や家庭内生活、そしてキャリア構築においても
同じなのかもしれませんね。
99:1といえば、つい最近
息子から聞いたダジャレ好きな理科の先生の話にも出てきました。
卒業していく中学3年生の生徒達への「贈る言葉」で、
内容としては以下の通り。
「人生の99%はつらいことばかり。けれど、
1%はとてもうれしいことがあり、それは残りの99%をしのぐものです。
人生は上り坂と下り坂、そして『まさか』があるからおもしろい」
・・・これからどんな『まさか』で
人生のバランスが取られていくのか。
楽しみですね。














