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「光るキャリアをつくるヒント」



MBAでTOEIC?

私がTOEICを受検したのは15年前。

「スコアの有効期間は10年」と言われているこのテストでは
既に失効同然です。

キャリアカウンセリングでは
「あなたのビジネススキルが客観判断できるように、
資格はなるべく取っておきましょう」と言う割には
自分のことになかなか手が回らず、
我ながら説得力がないなぁ、と気にかかっていました・・・。

ということで、この度一念発起し
5月のTOEICテストに向け、
少しずつ勉強を始めたところです。

英語学習用の書籍は色々ありますが、
「これはいい!」と思ったお薦め本はこちら。

『英語で学ぶMBAの授業』
(藤井正嗣/リチャード・シーハン著、中経出版)

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なぜお薦めかというと、

●MBAのカバー領域であるMarketing、Accounting、Finance、
Strategy、Business Skills、Human Resources & Organizationsが
それぞれ章になっていて、
ビジネス英語上の重要表現がかなり網羅されている

●教授と学生たちの対話形式なので、会話の勉強にもなる

●(私はまだ聴いていませんが)
 CDが2枚付いていて、ヒアリング力も身に付く

など。

おまけに、章と章の間には
デル社の財務データの分析やユニクロの価値連鎖の解説があったりと、
読み物としても結構楽しめます。

本自体は351ページと分厚いのですが、
授業の部分は右側がすべて対訳になっているため、
一度でかなり読み進めることができ、
「あれ~?こんなに勉強したんだ~!」という
ある種の達成感に浸ることもできます。

日本人の英語下手は、
一歩海外に出るとエスニック・ジョークがいくつもあるほど。
国際的に広く普及しているTOEFLのテストでは、
2001年/2002年のスコアの国際比較で
アジア30か国中、日本はなんと29位だったそうです。

外資系企業でなくても、
会社の規模が大きくなくても、
今の仕事で英語と関わらなくても、
ビジネスの規模が国境をまたいでいる昨今。

チャンスが巡ってきた時に挙手できるよう、
自分の可能性を少しでも高めていきましょうね。
お互いに!

海を越えた転職

4月。
息子の学校では、今日から新学期がスタートしました。

そして、先週の水曜日からは
転職して新しい職場での業務がスタートした方も
多いのではないでしょうか。

ワークス・サポートでお手伝いをした方の中に、
ロンドンから帰国し
4月1日からある税理士法人で
勤務をスタートした女性がいらっしゃいました。

「いずれは家族のいる日本で仕事を探すつもりです」
というご相談があったのは約1年前。
昨年末の帰国時にお会いし、出した結論は
「日本に戻って中・長期的な地盤を固め、CPAを目指す」
というものでした。

景気が後退すると、自ら新天地を目指そうとする人が減ってくる中、
海を越えた転職を実現させた彼女の行動力は
あっぱれと言うしかありません。

久しぶりの通勤電車は大変かもしれませんが、
まずは新しい仕事をひとつずつ覚え、
専門性も磨いた上で夢を実現していただきたいと思っています。

芽吹く花や希望いっぱいの子供たちからも力をもらいながら
私たち今年度をスタートしていきましょう。

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(日本橋界隈も、今は花でいっぱいです!)

コンサルティング業界の革命?!

今月は、大学界隈での
学生の卒業、教授の退官シーズン。
先日は、学部時代にお世話になった
東京外国語大学教授・渡邊雅司先生の
最終講義を聴講しに出かけました。

渡邊先生が同志社大学から赴任されたのが86年春。
ちょうど私が上京して学生生活をスタートした時期と重なり、
つまりは渡邊先生も私たちも東京外国語大学を同じ1年生として
スタートしたのでした。

腹を割った学生との対話を
コミュニケーション・スタイルとする渡邊先生は、
教授とは少し変わった立ち位置にいました。
先生の専門は「ロシア思想史」で、
どちらかと言えば「現代とこれからのソ連」に
興味を持って入学した私にとって、渡邊先生の研究は、
ロシア、及びロシアに携わる人たちの背負ってきたものの重さ・大きさを
あらためて知るきっかけともなりました。

先生の講義は、
先日大臣の職を辞任した某政治家の家庭教師時代の話や
同志社時代の教え子でもある佐藤優氏との交友の話などの
旬のトピックスがちりばめられて飽きがこず、
それでいて本筋からははずれない精力的な話しぶりで聴衆を惹きつけ、
以前は気が付かなかったスピーカーとしてスキルの高さにあらためて感心。

講義が終了してからの
「お、吉成(私・木内の旧姓)?!」
と声をかけてくれた気さくさも昔のままで懐かしく、
同じような懐かしさを感じた約20年ぶりの面々達が
その後盛りあがったのは言うまでもありません・・・。

せっかくなので、
渡邊雅司先生が訳された著書の紹介を少々。

『回想の明治維新~一ロシア人革命家の手記~』
(メーチニコフ著、渡辺雅司訳)

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鎖国が明けたばかりの日本に関する情報がほとんどない時代、
その後の日本研究に大きな影響を与えたと言われるこの本の作者の名は、
レフ・イリイッチ・メーチニコフ。
ロシア・ナロードニキ運動の代表者の一人です。

20ヶ国語を操り、イタリアではあのガリバルディの
祖国統一運動に参加した経験も持つ彼は、
ヨーロッパで大山巌にフランス語を教えた人物。
岩倉具視の欧州使節団とも出会ったことがきっかけで
1868年革命(=明治維新)を見るべく来日します。

著書では、奈良時代~明治維新までの日本の歴史や
人力車や芝居小屋等の日本の当時の風俗等も紹介されていますが、
個人的に興味をそそられたのは、当時のビジネスが成長していく様子。

横浜等の外国人居留地は
変革期の混乱に興じて一攫千金を狙った外国人たちであふれ、
大砲からウサギまでのあらゆるものを商うものの、
最終的には儲け上手な中国人たちが主役となっていく、
という図式だったようです。
詳しいことは、ぜひ同著をご一読あれ。

ロシアといえば、
弊社のお客様でもあるスカイライト・コンサルティングでは
ロシア向けのコンサルティング事業を始めました。

岩倉具視をはじめとする明治の日本の一部の知識人は、
イギリス、フランス、ドイツ等の先進国に追いつくモデルを
ロシアに見つけ、積極的に学ぼうとしたとのこと。
一方、ペレストロイカ後のロシアは
混乱期からの復興のモデルを戦後の日本に求めたこともありました。

一般的にはまだ遠い隣国であるロシア。
コンサルティングの世界でのロシアと日本のコラボレーションの事例が
たくさん生まれてくることを楽しみにしています!

志(こころざし)

「実は私、4月から歯科衛生士の学校に通うことにしたの」
と聞いたのは、
三連休中、久しぶりに会った友人との食事の席でした。

今の仕事を辞め、
1年ほど前に倒れられたお母様の看病を優先させながら
夜の時間でキャリアチェンジに備える、とのこと。

「歯科衛生士」の仕事と彼女との接点を少しも思い描いていなかっただけに、
最初は聞き間違いかと思うくらい意表を突かれました。

彼女は、契約社員で現職に入社したのち、晴れて正社員に。
本格的な活躍はこれからという矢先の約1年前、
お母様が倒れられたのでした。

おば様たちの応援は得られるものの
「母の看病に手を抜いてあとになって後悔したくないから」。
しかも、
「歯科衛生士には実は前から興味があった」そうです。
残業をしたくてもできなくて辛い、という話も聞いていましたが、
そのジレンマをこのようなカタチで打開するとは・・・。

仕事を辞めるリスクも含め、
よくよく考えて出した決断のはず。
環境が目まぐるしく変わっていく今の社会で
キャリアが地続きの転職に限界があるのであれば、
「やりたかったけれど踏み切れなかったこと」にまで選択肢を広げ、
次のキャリアへの準備をするのも一つの方法でしょう。

「99%の努力と1%の才能」
という言葉がありますが、裏を返せば
1%の才能があればあと99%は努力でカバーできる、ということ。

その99%の努力は
志を高く持つことで生まれると思っていて、
その志は、

「自分は今の仕事を続けていくべきなのか」
「○○になりたいのは思いつきなのか、実際に才能はあるのか」
「○○で自分は本当に食べていこうと思っているのか、後悔はないか」

と何度も何度も自問自答を繰り返す中で
精錬され、高まって「腹がくくれていく」ものだと思っています。

転職する際の面接でも、
この自問自答がどれだけ深く繰り返されたかで
「腹のくくり具合」が面接官に伝わり、
ストレス耐性予測ともつながって合否を左右します。

東国原知事の芸人から政治家への転職や、
TVCMで話題を呼んだ
携帯電話の販売員からオペラ歌手に転身したポール・ポッツ、など。
思いもよらない転職を遂げた人はきっと
この「腹のくくり具合」が半端なく強かったのではないでしょうか。

4月は、新しい環境で仕事をする人が増える季節。
転職を考えている人も、現職で引き続きとどまる人も、
これからの仕事に腹をくくるために
「そういえば○○をしたかった自分はどこにいったんだ?」と
思い出してみてはどうでしょうか??

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(ご近所のミモザ。桜の季節の前に春を彩る定番です。)

監査法人の在り方って??

NHKの『監査法人』というドラマは
ご覧になりましたか?

大手監査法人に勤める主人公の若手会計士が
粉飾を模索する企業の監査を承認しないと言い放つ姿に惚れぼれし、
会計士という仕事の魅力、重要性を再認識した方は
私だけではないのではないでしょうか。

監査法人の正義感溢れるそのような在り方は、
実は会計監査の誕生当初からのものではありませんでした。
少し前の出版物ですが、
下記の書籍を読むとそのことが書かれています。

『名門アーサー アンダーセン 消滅の軌跡』
(S.E. スクワイヤ他著、シュプリンガー・フェアラーク東京)

早くに両親を亡くした大変な努力家であるアンダーセン氏は、
他の監査法人と異なる特徴として

・クライアントを失ってでも粉飾につながる意図的な会計操作を断る
・調査や業務の顧問サービスに尽力する

という点を実践しました。

前者は、
その後の監査法人の在るべき姿を確立した歴史に残る功績ではあるものの、
法人の最期を知る今となっては
アーサー アンダーセンが身をもって残した教訓とも
言えるかもしれません・・・。

また後者は、
のちに袂を分かち、現在のアクセンチュアへとつながるのですが、
おそらくアクセンチュアが強大な総合系コンサルティング会社になりえたのは
アーサー アンダーセンの基本カルチャーがあったからこそでは?
とも思えました。

そして、
テーマは重たいですが、
元社員の方々の文章にはアンダーセン・カルチャーに対する誇りが
端々に感じられました。

なぜ組織が解散に追い込まれなければならなかったか、
元社員が後になってえぐるようにまとめることになる強烈な愛社精神は、
学ぶべきかもしれません。

クレド作成等に関わる人事系の方も、ぜひご一読下さい。

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