相性:その②
相性とは前述したように、互いに性質の良く合う意であるが、仕事や同僚等との相性、食事や飲み物との相性、男女の相性等さまざまな相性がある。
食事や飲み物は地産地消の考えからも、取れたばかりの農産物、水産物は甘くて、新鮮なので相性が非常に良い。たとえば、私の田舎の黒糖酒のあてには、地元の新鮮な魚肉で作った「つきあげ」が何ともいえないほど合う。また、南の国のお魚はあまりおいしくないというのは事実であるが、築地を通った1日遅れの魚よりは朝取れの新鮮さが秀でている。エラブチ(ブダイ)の酢味噌和えは黒糖酒との相性が抜群である。
男女の相性もなかなか面白い。夫婦では、北海道の男性と沖縄の女性の県民性相性が最高だという。北海道の男性は、依頼心が強く,物静かでおとなしい感じの人が多い。それに対して、沖縄の女性はおおらかで、頑張り屋で、面倒見が良い。ベストカップルになる要因である。ちなみに私は千歳空港へ降りると、よく那覇空港に着いたような錯覚に陥る。彫りが深く精悍で、太い眉を持ち、毛深い北海道の男性は沖縄の男性と似ているからであろうか。概して東南アジアを含めて沖縄、奄美等の南の国の女性は男性よりも働き者が多い。
次に、家族の相性が夫婦関係に影響することを事前に知っておくことも必要であろう。
長男長女は、弟や妹といった下の子を甘えさせてやりながら面倒を見ている。また、親や家族からもそのように期待されている。勢い、長男長女は、しっかりするように育てられ弱音を吐かないし、悩んでいることも言わない。逆に末っ子は、上の兄弟姉妹にずっと甘えて過ごして来、親も甘やかせて来た甘えん坊である。しかし、末っ子は上のお下がりを貰ったりしてきているので我慢強いし、自分の存在を常に誇示するために、プロのスポーツ選手が多い。
<ベストな相性のいい夫婦(イニシアティブ夫)>
夫-----妹がいる兄。子供のときから妹を甘えさせてきたので、妻の我が儘を受け入れる。
妻-----兄のいる妹。一方的に甘えてきた。
<次の相性のいい夫婦(イニシアティブ妻)>
夫-----姉がいる弟。子供のときから姉に甘えてきた。
妻-----弟のいる姉。子供のときから弟を甘えさせてきた。
<悪い相性>
末っ子同士 -------二人とも仕切りやでないので、まとまらない。
一人っ子同士------お互いに勝手放題で、まとまりがない。
<姑、嫁の仲が悪くなる関係>
姑-------上のいる妹
夫------- 下のいる長男
嫁------- 上のいる妹
姑は、子供のときから上に甘えて来、その後も長男の息子に甘える性質なので、長男が結婚してもそれを続けようとする。嫁のほうも、夫に甘えようとする。その結果、姑も嫁も甘える対象の長男(夫)を独占しようとして熾烈な嫁と姑間の戦いが始まる。
最後に、人生で自分のワイフと同等、いやそれ以上?に一番長く付き合うかもしれない職場の上司、同僚、後輩等との相性を理解しておくことが肝要である。
長男長女--------ベストな上司。責任感が強く、リーダーシップがあり、下に生まれた人との相
性がよく、部下の面倒をよく見る。長男長女同士の相性も良い。
真ん中っ子------上に甘えて、下を甘えさせていたので両方に通じ相性がよい。
オールラウンドプレーヤーで中間管理職が多いが、部下に頼る人もいる。
末っ子----------常に上に甘えてきた。大きな組織の中では全体を指揮する仕事に向いてい
ないが、小集団では力を発揮する。また、上を見て育ったので観察眼がある。学者やスポーツ選手が多い。部下として最高。末っ子同士の相性も良い。
一人っ子--------上も下もいないので、甘える立場や甘えさせる立場に回ることがない。ずっと妄想たくましく一人遊びをしてきたので、集団の中に一人でいても平気。自己完結型で、作家が多い。一人っ子同士の相性も良い。
事ほどに、相性とは面白いし、難しいものである。
【参考文献】
◆島田裕巳著「相性が悪い!」 新潮新書
◆矢野新一著「おんなの県民性」 光文社新書
終

ベランダの君子蘭です。