NHKの『監査法人』というドラマは
ご覧になりましたか?
大手監査法人に勤める主人公の若手会計士が
粉飾を模索する企業の監査を承認しないと言い放つ姿に惚れぼれし、
会計士という仕事の魅力、重要性を再認識した方は
私だけではないのではないでしょうか。
監査法人の正義感溢れるそのような在り方は、
実は会計監査の誕生当初からのものではありませんでした。
少し前の出版物ですが、
下記の書籍を読むとそのことが書かれています。
『名門アーサー アンダーセン 消滅の軌跡』
(S.E. スクワイヤ他著、シュプリンガー・フェアラーク東京)

早くに両親を亡くした大変な努力家であるアンダーセン氏は、
他の監査法人と異なる特徴として
・クライアントを失ってでも粉飾につながる意図的な会計操作を断る
・調査や業務の顧問サービスに尽力する
という点を実践しました。
前者は、
その後の監査法人の在るべき姿を確立した歴史に残る功績ではあるものの、
法人の最期を知る今となっては
アーサー アンダーセンが身をもって残した教訓とも
言えるかもしれません・・・。
また後者は、
のちに袂を分かち、現在のアクセンチュアへとつながるのですが、
おそらくアクセンチュアが強大な総合系コンサルティング会社になりえたのは
アーサー アンダーセンの基本カルチャーがあったからこそでは?
とも思えました。
そして、
テーマは重たいですが、
元社員の方々の文章にはアンダーセン・カルチャーに対する誇りが
端々に感じられました。
なぜ組織が解散に追い込まれなければならなかったか、
元社員が後になってえぐるようにまとめることになる強烈な愛社精神は、
学ぶべきかもしれません。
クレド作成等に関わる人事系の方も、ぜひご一読下さい。
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