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弓削 省三

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人材紹介会社において、22年間転職コンサルティングを行なってまいりました。
転職は自己実現の場として考えられていますが、危険性があることも否めません。「安全で確実な転職」つまり、結果として「転職が成功」であったと満足して貰えるようなコンサルテーションをするように心がけています。

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『復活』

痛みを伴ってでも起死回生を図る動きが
各社で強まっていますが、
過去の例に学ぶことも大切です。

ずっと気になっていて、やっと読めた本に
打開へ向けたヒントが詰まっていました。

『巨象も踊る』
(ルイス・ガースナー著、山岡洋一・高遠裕子訳、日本経済新聞社)
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著者のガースナーは、
ハーバード・ビジネススクールでMBAを取得後
コンサルティング・ファームのマッキンゼーに就職。
アメリカン・エクスプレスやRJRナビスコの要職を経て
崩壊の危機に瀕していた90年代のIBMを蘇生させた立役者です。

原題は”Who Says Elephants Can’t Dance?”で、
つまり、
「巨大な組織でもステップ軽やかに踊るができる!」という意。

よき時代に進化し硬直してしまった大組織の変革を、
どのように実行し、競争力を取り戻していったかが
ドラマチックに描かれています。

ガースナーいわく、
「企業文化は、経営のひとつの側面だけではなく、経営そのものである」。

危機を打開できるかどうかは
組織が危機に対応できるDNAを持っているかどうかにかかっており、
古い時代に進化し、硬直してしまった文化であるなら
強力なリーダーシップを持って
そのDNAから変えていかなければ将来はない、ということを、
想定読者でもある「経営者」にとくとくと説いています。

「成功を収めている組織、経営者が持つ3つの基本的な性格」にも
「なるほど、やはり」と思いました。

その1)焦点を絞り込んでいる
その2)実行面で秀でている
その3)顔の見えるリーダーシップがすみずみまで行き渡っている

特に(1)は、
焦ってエネルギーを散乱させてしまいがちな危機打開期の私たちには
肝に銘じるべき言葉かもしれません。
詳細は、ぜひ本著を参照ください。

・・・オバマ大統領の就任演説を経て
アメリカでは新政権が発足。
世界、日本の経済でも必要なDNA変革を起こし
よい流れを早く見つけたいところですね。

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