9月25日の「中秋の名月」に向け
月が徐々に冴えるこの季節。
先日は、種子島宇宙センターから
月周回衛星「かぐや」を搭載したH-IIAロケット13号機が
打ち上げられましたね。
打ち上げ直後のタイミングで
『かぐや』のアンテナ開発を担当したエンジニアの方と
お話をする機会がありました。
今回に限らず、
深夜に及ぶ残業が続いた後の打ち上げ成功には
毎回達成感と安堵感を十二分に味わっているとのこと。
ただし、彼曰く、
プロジェクト成功でもっとも大切なことは
「期限の決まっている開発工程を逆算し
現実的な時間配分・人的資源配分を行うこと」
だそうです。
例えば、
現実離れしたスケジュールが組まれてしまった場合、
プロジェクト管理者が
「○○までに必ず仕上げるように」
という精神論に近い指示を出した際には
「今ここで『できます』というのは簡単ですが、
実際は□□な状況ですので
この作業には△名の人員を確保して下さい」
と必ず切り返しているとのこと。
ひたすらコツコツ取り組むエンジニアが多い中
彼のように意見する人は珍しいそうですが、
現実路線の提言があるおかげで
体調を崩壊させるスタッフはほぼ皆無で
結果的に「成果物(この場合はアンテナなど)」の
精度も高まるようです。
業務系・制御系問わず、
時間制約のあらゆるプロジェクトでは、
現実路線をきっちりと提言できる人の存在は
砂漠にオアシスが必要なのと同じように
欠かせないのだ、と思った次第でした。

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